《崑曲勉強会》のご案内

《崑曲とは》

 

 中国で現在演じられる演劇のうちでは最も長い約五百年の歴史を有し、ユネスコ世界無形文化遺産にも登録されています。

 

 中国の伝統劇は基本的に歌唱とセリフからなる歌劇の形式ですが、崑曲の唱(節回し) は、発祥地の蘇州崑山で、十六世紀に基本的な音楽構造が出来上がりました。

 

 その後全国的に大流行して芸術的に高度に完成されたものとなり、京劇など後に生まれる演劇に大きな影響を与え「百戯之祖(あらゆる芝居の祖)」とも称されています。

 

 笛を主伴奏とする優美で繊細な曲調が特長です。

 

日時:毎月第3日曜日 13:00~15:00

 ※ 日程を変更する場合がありますので下記連絡先にて実施日をご確認ください

 

会場:神戸学生青年センター・ウェスト 会議室B(4F)           

 

参加費:1,000円

 

江南春琴行(担当:村田) TEL 078-767-6762 Eメール info@jiangnan.ocnk.net

 

 

 

講師:前田 尚香(まえだ ひさか)

崑曲研究家・崑曲俳優

 

  北京留学中に崑曲と出会い、北方崑曲劇院の名優で国家一級俳優の張毓文師に弟子入りを認められ、後には「崑劇皇后」と称される大女優張継青にも薫陶を受ける数少ない日本人崑曲俳優。

 

  演じることの出来る役柄は深窓の令嬢役から若者の男性役までと幅広く、現在は崑曲俳優として活動するかたわら崑曲演目の文献発掘、整理など研究活動を行う。また大学で中国語の教鞭をとるなど多方面で活躍中。